CIS製品カタログ(日本語版・2021年10月版)

産業用イメージングシステムメーカー㈱シーアイエスの製品カタログです。


>> P.14

ISPISPアルゴリズム高画質ISP(ImageSignalProcessor)“Clairvu™”は、動画でもデジタル一眼クラスの画像品位を実現する、4Kに対応した、当社オリジナルのカメラ信号処理用アルゴリズムです。■RAW現像ソフト並の高画質高解像度・低偽色・低ノイズな色補間(CI)処理により、RAWデータをPCで現像した場合に匹敵する高品位な画像を生成します。■CC(色補正)色空間上の領域に応じて最適な色補正マトリクスを適用することにより、高精度な色再現性を実現します。■高速・低コスト3840×2160画素のプログレッシブ画像を60fpsで処理するエンジンを、中規模程度のFPGAに実装することが可能です。■CI(色補間)べイヤー配列のカラーセンサ出力から、補間処理によりカラー画像を生成します。カメラの画質に大きな影響を与える重要な機能です。Clairvuでは高解像度と低偽色・低ノイズを両立しています。■AE(自動露出制御/オートエクスポージャー)ISPで検出した輝度情報に基づいて、アイリス(レンズ絞り)、イメージセンサのゲインおよびシャッタ速度を制御し、画像の明るさを一定に保ちます。■AF(オートフォーカス)画像のコントラストが最大になるフォーカス位置を合焦位置とするコントラスト検出方式のAFです。映像信号に含まれるノイズの影響を極力排除することにより、低照度下やズームレンズのテレ側など、一般的にコントラスト方式が苦手とするシーンにも強いAFを実現します。■AWB(オートホワイトバランス)人間の視覚は色順応を備えており、照明光が変化しても物体本来の色を感じることができます。自然な色合いの映像を得るには、カメラにも同じような機能、すなわち、照明光に応じて色を補正する機能が必要となります。画面内の平均色をグレーに近づける従来のAWBに加え、光源の色を推定することで、より正確にホワイトバランスを、自動調整するアルゴリズムを開発しました。<信号処理技術一例>13


<< | < | > | >>